昔は、自動車保険の保険料計算は分厚い保険料早見表で、火災保険は地区ごとの料率や各割増引料率を規定集から調べて手計算、手書きの見積書、申込書を作成して、お客様のところに契約の捺印をもらって、保険料の集金に行ったものです。その書類一式を保険会社に提出すると今度は保険会社の社員が保険料は正しいか同じように手計算で調べ、申込書類は正しく記入されているか点検され、本社の事務部にその書類が回され、本社の事務部でも同じように料率、申込書の確認を行っていました。まさに2重、3重の点検を行っていました。
今はどうでしょう、自動車保険、火災保険だけでなくほとんどの保険で、PCに各項目を入力すれば、保険料見積書、申込書がでてきます。保険料もキャッシュレス、後払いで、契約手続きも一部の保険を除けば、電話でのやりとりで契約手続きが完了します。証券も数日で保険会社本社から郵送されます。すごい!!
昔だったら見積から契約手続きまで半日かかったものが今ではわずか1時間前後で完結します。そんな簡単にできるのであれば保険料を安くできるだろうと思われるかもしれませんが、それがなかなか難しいのです。保険会社のシステムには膨大な費用がかかり、我々代理店も膨大な設備投資がかかっています。また、代理店のシステム作業には熟練した能力が必要となり、日夜、高度の知識の研鑽が必要になっています。代理店のDX化で、便利にスピーデイーに対応でき、今後も益々お客様のお役に立てることができると思っています。